おしゃれなカフェでコーヒーを飲み過ごすひととき。
カフェに頻繁にいけなくても、自宅でそんな「カフェ気分」を味わえたらいいですよね。今回は、手軽に手に入る市販コーヒーを使って、自宅で豊かなカフェタイムを楽しむコツを紹介します。
- 簡単!おうちカフェを楽しむコツはたった3つ
- 「レギュラーコーヒー」とは?インスタントコーヒーとの違い・粉・豆の違いも解説
- おうちカフェのコツ①香り広がる「レギュラーコーヒー」を取り入れよう
- おうちカフェのコツ②見た目も重要!「見えてるとこだけでOK」簡単カフェ風グッズを取り入れる
- おうちカフェのコツ③カフェ気分を味わうには「選べること」が大事
- 市販のコーヒーでもカフェ気分を味わえる!
簡単!おうちカフェを楽しむコツはたった3つ
おうちカフェのコツは大きく3つだけでなので、難しくありません。
いつもの生活に取り入れて、コーヒータイムを楽しんでみませんか?
3つのコツ
その① レギュラーコーヒーを取り入れる
その② 見える範囲にグッズを取り入れる
その③ コーヒーを複数用意し「選べる」ようにする
さっそくそれぞれ、詳しくご紹介します。
「レギュラーコーヒー」とは?インスタントコーヒーとの違い・粉・豆の違いも解説
普段はインスタントコーヒーを飲んでいるという方も、「カフェ気分」を味わいたい時は、ちょっとこだわってレギュラーコーヒーを淹れてみるのがおすすめ!
レギュラーコーヒーをいれるときの香りはとても豊か!香りがお部屋いっばいに広がることで、カフェ気分が味わえます。
また、カフェに行くのとは違って、おうちカフェ=自分がコーヒーを淹れることになりますが、「わざわざひと手間かけて、いつもと違う手順をふむ」という行動そのものが、自分自身に特別感を感じさせてくれるんです。
レギュラーとインスタントは全く違う別物
レギュラーコーヒーってなに?インスタントとどう違うの?という初心者の方も大丈夫。
まずはインスタントコーヒーとレギュラーコーヒーの違いを解説します。
私たちがふだん楽しむコーヒーは、コーヒーの香りや成分を抽出した液体です。
1.コーヒー豆に熱をかけて風味や香りを引き出し(焙煎)
2.成分を抽出しやすくするために細かく砕き、
3.そこにお湯を注いで、その成分や香りを抽出する。
1~3で「コーヒー抽出液」の完成です。
私たちは、ふだんこの「コーヒー抽出液」を味わっているのです。
1まで終わったものが「レギュラーコーヒー(豆)」
2まで終わったものが「レギュラーコーヒー(粉)」
インスタントコーヒーは、3でできた抽出液をさらに乾燥させたものになります。
それぞれ解説していきましょう。
◆「インスタントコーヒー」
「インスタントコーヒー」は、いったんできあがった「コーヒー抽出液」を、いつでも簡単に飲めるよう保存のため乾燥させたものです。お湯を注ぐとすぐ飲める商品です。
乾燥方法には凍結乾燥、噴霧乾燥などがあり、一般的には「フリーズドライ」とよばれる凍結乾燥方法のほうがよく知られています。
フリーズドライのインスタントコーヒーはごろっとしているので、見た目でもわかりやすいです。
◆「レギュラーコーヒー(豆)」
「レギュラーコーヒー(豆)」とは、コーヒー豆を焙煎した状態のもの。
コーヒーとして飲むためには、「粉砕」と「抽出」をする必要があり、それぞれに専用器具が必要となので、上級者向けです。
「ミル付き」または「全自動」のコーヒーメーカーを持っている方は、「レギュラーコーヒー(豆)」を入れればマシンが粉砕~抽出まで行ってくれます。
そのようなコーヒーメーカーを持っていない方は、粉砕用のグラインダーを別途用意する必要があります。
◆「レギュラーコーヒー(粉)」
「レギュラーコーヒー(粉)」とは、焙煎したコーヒー豆を粉砕した粉のことです。
コーヒーとして飲むためには、抽出のための器具が必要です。
※一部、器具の不要なドリップバッグタイプの製品もあります。後に触れます。
抽出方法によっていろいろな器具がありますが、初心者にとって簡単で、最も一般的なものは「ペーパードリップ」でしょう。
ペーパードリップは、レギュラーコーヒー(粉)を紙製のフィルターで漉す抽出方法です。
必要なのは、穴の開いた「ドリッパー」と紙製の「コーヒーフィルター」。
どちらもホームセンターや100均などにも売っていることが多いので、まずは試してみたい、という方も簡単に挑戦することができます。
ペーパードリップのやり方
①カップにドリッパーをのせ、ペーパーフィルターをセット
②レギュラーコーヒー(粉)を入れ、熱湯を注いで抽出する
※ペーパーフィルター上に残った粉は、ある程度水気を切ってから燃えるゴミで捨てます。
水けを切って乾燥させている間も、コーヒーのいい香りがするため、わたしは洗面や玄関などに消臭・芳香剤がわりに置くなど活用しています。
器具要らず!便利なドリップバッグ式も
レギュラーコーヒー(粉)には、袋に粉がどさっと入っているものの他に、ドリップバッグ式の製品があります。
こちらは、フィルターとドリッパーを兼ねたカートリッジの中にレギュラーコーヒーの粉が1杯分入っているものです。
レギュラーコーヒーを楽しみたいけど、いちいち器具を揃えたくはない、という方にはこのドリップバッグ式の製品がおすすめです。
使い捨てカートリッジ込みのため、g単価が少し割高になるのと、ある程度背の高いカップでないと抽出がしづらい、という難点がありますが、器具を揃えなくてもよい、外出先などでもお湯とカップがあれば楽しめる、というメリットがあります。
購入時には、裏面の【名称】をチェック!
パッケージは裏にある表示をチェックすると間違いありません。
裏面の一括表示は表示項目が法律で規定されており、一番最初の【名称】または【品名】の箇所に、インスタントコーヒー、レギュラーコーヒー(粉)、レギュラーコーヒー(豆)、といった種類の記載があります。
ドリップバッグ式のものについても、【名称】は袋タイプと同じく「レギュラーコーヒー(粉)」となっていますが、パッケージに1杯タイプのドリップバッグの画像やイラストが入っている・個包装になっている、というところで確認できます。
ここをチェック
おうちカフェのコツ①香り広がる「レギュラーコーヒー」を取り入れよう
焙煎、粉砕、抽出…それぞれの工程で、コーヒーの香りは発生していきます。
コーヒーの専門店であれば店頭で焙煎から行っているところもありますし、
コーヒーメーカーを使用しているカフェであれば粉砕・抽出は店頭で行われることが多いでしょう。
何人ものお客さんのコーヒーを抽出しているカフェなら、終始コーヒーの香りが店内に充満しているはずです。
カフェで味わうコーヒーに癒されるのは、まず店内にコーヒーの豊かな香りがたっぷり漂っているから!
自宅でもカフェ気分を味わうには、同じく「香り」が重要なポイント。
1杯の淹れたてのコーヒーはもちろんのこと、おうちの空間そのものがコーヒーのいい香りに包まれているイメージです。
一般的に香りはインスタントコーヒーよりもレギュラーコーヒーのほうが豊かといわれています。自宅でリッチなカフェ気分を味わいたい場合は、豊かな香りが楽しめるレギュラーコーヒーがおすすめです。
まず、袋を開けたときにひろがる香りを堪能します。
さらに、粉をドリッパーにセットし、お湯を注いだ時に立ち上る香りも楽しみます。
しっかりお部屋に広がるコーヒーの香りで、飲む前から幸せな気分に浸ることができます。
インスタントコーヒーとレギュラーコーヒーのカフェイン量は違う?
コーヒーに含まれるカフェインの量は、コーヒーの液100gあたり60mgと言われています。
※5訂栄養成分表
インスタントコーヒーとレギュラーコーヒー(粉・豆)は、抽出工程の段階が違うのですが、
インスタントコーヒーは規定量のお湯に溶かした後の100g当たりの数値、レギュラーコーヒー(粉・豆)を規定量で抽出して得られる液の100g当たりの数値、を見ると、理論的にはどちらもカフェイン量は同じになります。
カフェイン量を気にする方は、「カフェインレス」の製品を利用しましょう。
おうちカフェのコツ②見た目も重要!「見えてるとこだけでOK」簡単カフェ風グッズを取り入れる
コーヒーのいい香りだけでなく、素敵なインテリアや小物もカフェの楽しみの1つですね。
自宅でカフェ気分を味わうなら、見た目で気分を上げることも大切です。
とはいえ、自宅全体をおしゃれにするのは結構ハードルが高いですよね。
見えている範囲だけでも、カフェ風にしたいときにおすすめのグッズを紹介します。
簡単にカフェ風になるグッズ3つ
カフェ風グッズ①「トレー」
カフェといればトレー。なんでもないカップも、トレーにのせると何となくカフェ風に♪とくに木製のトレーがあるとほっこりナチュラル気分が出ますよね。大きさは小さめのほうがかわいらしい印象に。
トレーがない場合は、ランチョンマットか布を敷くだけでも雰囲気が出ます。
カフェ風グッズ②「コースター」
コースターは素材や雰囲気の違うものがいくつかあれば、日によって気分を変えられるすぐれもの。
私も、ナチュラルな布製、カラフルでふわふわしたもの、タイル使いのもの、などを持っています。100均でも手に入るし、ハンドメイドもできるので、ぜひ好みのものを選んでみてください。
カフェ風グッズ③「小皿にのせたおやつ」
コーヒーカップだけじゃ寂しいときに、お菓子をのせた小皿をそえると、カフェっぽさが出ます。
ヨーロッパではカフェでコーヒーを頼むと小さなチョコレートがそえられてくる・・・・と聞いたことがありますが、まさにそんなイメージです。
小皿はかわいいものがニトリや100均などにたくさんあります。
お菓子は市販のお好みものでOKです。
①②③のいずれも、、取り入れることで「ちょっと非日常感が出る」のがポイント。
簡単ですが、いつものコーヒータイムが不思議とグッとカフェっぽくなりますよ。
使用イメージ
コンパクトなトレーにコースターを敷いて、その上にコーヒーを淹れたカップを置きます。
小さな小皿にお菓子を入れて添えます。
チョコ数粒、クッキー2枚、など、市販のお菓子も小さな小皿に入れるとかわいらしく見えるから不思議。ポイントは、山盛りに入れすぎないこと!
おうちカフェのコツ③カフェ気分を味わうには「選べること」が大事
香り、見た目、のほかでカフェ感を出すために重要だなと感じているポイントは、その日の気分で好みのコーヒーを選べることです。
うーん、今日は何にしよう
カフェオレ?ホットコーヒー?
ブレンドはどっちがいいかな・・・?
カフェでそんな風に悩んでいるとき、ドキドキ、ワクワクしませんか?
「今日は何にしよう」そんな風に選べる選択肢が楽しみに変わる、と思っています。
とはいえ、自宅でのおうちカフェなら、選ぶのも自分なら作るのも自分。
面倒なメニューやアレンジになると、”面倒だから選ばない”も出てしまう・・・
そこでおすすめなのが、「複数のレギュラーコーヒーを用意しておくこと」です。
アレンジなどでメニューを増やすのではなく、コーヒーそのものの種類を増やす。
「コーヒーを淹れる」その手間自体は変わらないので、カフェでメニューを選ぶみたいに、シンプルに今日の気分だけで選べて楽しい!
私はブレンドの違う市販のレギュラーコーヒーを3つ常備して、その日の気分によって選ぶようにしてみたところ、格段に満足度が上がりました。
ブレンドの選択に加えて、さらに、ミルクあり・なしやフレーバーシロップを加えるなどのアレンジをしたり。
無理のない範囲で選べる選択肢を増やすことができますよ。
市販のコーヒーでもカフェ気分を味わえる!
コーヒーがよくわからない という方でも
工夫次第で、スーパーで売っている市販のコーヒーでも、自宅で十分リッチにカフェ気分を味わうことができますよ。
自宅でカフェ気分にチャレンジしてみてくださいね♪