コーヒーを始めて自分で買ったのはいつですか?
一家にひと瓶はあるインスタントコーヒーは、あまりに身近すぎて、いざ自分で選ぶとなると選び方がわからないかも。
ずっと同じブランドを愛用中という方も
とくにこだわらずに価格やパッケージで選ぶという方も
いろいろな選び方があるコーヒー。
コーヒー豆のこだわりのうんちくを語れなくても、
コーヒーの香りはいつでもほっと心を和ませてくれる暮らしに欠かせない存在です。
この記事では、”コーヒーのことは詳しくないけど、美味しいコーヒーを手軽に飲みたい” そんなコーヒー初心者向けに
パッケージ表示と見た目だけで、ぴったりのインスタントコーヒーが選べる、
選び方の5つのポイントを解説します。
①種類を選ぶ:手軽に飲むならインスタントコーヒー
コーヒー売り場にいくといろいろな種類のコーヒーが並んでいます。
レギュラーコーヒー(豆)、レギュラ―コーヒー(粉)、インスタントコーヒー
レギュラーコーヒーはそのまま飲むことができず、抽出用の器具が必要となります。
豆であれば、グラインダーも必要となってきます。
名称:インスタントコーヒーとなっているものを購入しましょう。
インスタントコーヒーには、一般的な瓶にはいったタイプやスティックタイプがあります。
②飲む頻度からサイズを考える
どれくらいコーヒーを飲みますか(飲みたいですか?)?
一人暮らしや二人暮らしの場合、一日に飲む頻度によって消費量がかなり変わってきます。
コーヒーの品質に影響を与えるのは、光、水分、酸素。
乾燥状態で包装されたインスタントコーヒーの賞味期限は一般的に製造後2~3年と長期保存可能ですが、一度開封した商品は、1ヵ月程度で飲み切るのがよいです。
(香りが飛んだり、吸湿したりするため)
あまり飲まないという方は、自分のライフスタイルにあわせて小さいサイズのラインアップから、または個包装のスティックタイプから選ぶと、おいしい状態のコーヒーを味わうことができます。
いくらコーヒー豆にこだわっても、おいしい状態で飲み切れなければ意味がないので、まずは一ヵ月で飲み切れるサイズ感で選ぶのがポイントです。
③飲み方から選ぶ:ブラックか、ラテか
ブラックコーヒーで飲むことが多いか、ミルクを入れてラテで飲むことが多いか
サイズ感が決まれば、自分の飲み方にあうというポイントで選ぶとよいでしょう。
一般的に、ブラックコーヒー(ホットコーヒー)で飲む場合は、ストレートで飲んでおいしいものを
ラテで飲む場合は、ミルクとの相性(ミルクに負けない強めのコーヒー)を選ぶとよいです。
どちらに合うかは、使用されているコーヒー豆の種類である程度判断できます。
コーヒーには、大きくわけて「アラビカ種」と「ロブスタ種」があり、アラビカ種は香りや酸味が楽しめるすっきりした味わいのものが多くそのまま飲むならアラビカ主体のものをおすすめします。
ロブスタ種は工業用にも使用されることの多い品種で、カフェラテなどミルクたっぷりでもまけないガツンとした荒々しいコーヒー感が特徴。
コーヒー豆の産地には、アラビカ種の栽培国とロブスタ種の栽培国があるため、原産国表示を見ればある程度豆の種類を判断することができます。
インスタントコーヒーの表示には、使用しているコーヒー豆の原産国(主要な国2つ)が記載されているので、こちらをチェックしてみるとよいですよ。※
アラビカ種の原産国例・・・・・ブラジル、コロンビア、グアテマラ、等
※同じ原産国でも、豆のグレードやインスタントコーヒーの製造過程の処理でも風味が変わってきます。
※表示記載は主要二か国のみのため、その他のブレンドにより風味が変わってきます。
④水に溶けやすさ
お湯ではなく冷たい水に溶かしたい、という方は、
サラサラの粉状のインスタントコーヒーを必ず選びましょう。
インスタントコーヒーには製造方法の違いにより、
スプレードライタイプ(サラサラした粉状、水にも溶ける)と
フリーズトライタイプ(ごろっとした砕かれた粒状、水には溶け残りやすい)があります。
一般的に香りがよいのはフリーズドライタイプなので、おいしいコーヒーを飲みたいならまずはフリーズドライがおすすめですが、
とにかく手軽に飲みたい、お湯を沸かす手間がイヤ、やかんを持ってません、などの方は、水にも溶ける、牛乳にも溶ける、スプレードライタイプを選ぶとストレスのないコーヒータイムが楽しめます。
また、水に溶けるインスタントコーヒーはお菓子作りから料理の隠し味まで、飲むほかにも活用が広いのもポイントです。
水に溶けるコーヒーの選び方は詳しくはこちらもチェックしてみてください。
⑤製造地もチェック:輸入or国産
インスタントコーヒーには海外で製造した商品を輸入する輸入品と、海外から生豆を輸入し国内で製造する商品とがあります。
・瓶入りコーヒーのような重い商品を運ぶ場合は数か月の船旅となり、製造後の日数が経った商品が店頭に並びます。
新鮮さという点では少し劣りますが、海外の味やパッケージの雰囲気を楽しめる、モノによっては安い、というメリットがあります。
・焙煎~粉砕~抽出~乾燥という工程を国内で行う国内製造品のほうが、製造から店頭までの期間が短く、より香りのよいコーヒーが味わえます。
中でも回転のよい人気ブランドを選ぶのもよいでしょう。
味のこだわりについても各社情報が充実しているのでそちらを参照することもできますね。
(ちなみに私は、最近では全体的な物流を含めたCO2の観点から、国内製造を選ぶようにしています。)
コーヒーに詳しくなくても、ポイントを押さえて選べば自分にあったおいしいコーヒーに出会うことができます。
飲み方や楽しみ方はさまざまですが、暮らしの中に漂うあのコーヒーの香りはきっと日々のスパイスになってくれるはず。
これからコーヒータイムを始めてみたい、というコーヒー初心者方の参考になれば幸いです。